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お知らせ

【今後の活用に向けて検討中です】EMAT・iCAMMに関する説明を受けました
2025-05-26

このたび、ACTARISE様より「EMAT(電磁超音波探傷)」および「iCAMM(超高感度磁気センサー)」に関する製品紹介を受けました。


当社では、これらの新技術についての技術的な検討を進めており、今後の導入に向けたサンプリングを実施中です。

 

 

 


■ 電磁超音波探傷(EMAT)とは

一般的な超音波探傷では、圧電素子が振動し、その振動を接触媒質(カプラント)を通じて金属母体に伝搬させます。
一方で、EMATは金属表面に電磁誘導により直接振動を発生させるため、非接触での超音波探傷が可能です。

EMATの主なメリット:

  腐食部にウエスを介した状態で測定が可能でした       センサーを傾けた状態でも測定が可能でした

 

ゲートの設定をしていない為数値表示されていませんが、

亀裂箇所のエコーがしっかりと立っている事が確認できます。

 

 

 

■ 超高感度磁気センサー(iCAMM)とは

iCAMMは、強磁性体に生じるわずかな磁気変化を高感度磁気センサーで検出し、腐食や欠陥箇所を非破壊で特定できる技術です。
断面変化に伴う磁気応答の大きさから、腐食量の定量評価も可能となります。

iCAMMの主な用途例:

 

                           駐車場床スラブ内部の鉄筋腐食マッピング

                                               橋梁スラブ鉄筋腐食調査

 

  iCAMMを用いた蒸気ボイラ肉厚検査と従来の超音波検査法との比較

 

                                        ダム主要橋脚の鉄筋の状態評価

 


当社では引き続き技術的な評価を行い、現場ニーズに応じた活用方法を検討してまいります。
今後の対応状況については、進展があり次第、改めてご案内させていただきます。