このたび当社では、非接触での温度測定・異常検知の精度向上を目的に、高性能赤外線サーモグラフィカメラ「Avio InfReC R550S」を導入しました。
InfReC R550Sはコンクリート構造物や建築物外壁の剥離診断など、構造物診断用途に最適化された高性能モデルで、以下のような特長を持つ先進的な赤外線計測装置です。
高解像度(640×480ピクセル)と高感度(NETD:0.025℃)
微細な温度差も鮮明に捉えられるため、異常兆候の早期発見や詳細な劣化評価に有効です。高精度な温度測定(±1℃または±1%)
工業設備やインフラ構造物の点検において、信頼性の高い温度データを取得できます。最大60Hzのリアルタイム動画撮影対応
動的な現象の可視化が可能で、電気設備の過渡現象や機械部品の発熱挙動の監視にも対応します。多彩な解析・記録機能
熱画像データの記録だけでなく、専用ソフトによる詳細解析やレポート出力もスムーズに行えます。
これにより、構造物内部の異常発熱検出や、外壁の劣化調査など、幅広い現場において非破壊かつ効率的な診断が可能となります。
当社では、今後もより安全で確実な点検・診断サービスの提供を目指し、最新の機器導入と技術力の向上に努めてまいります。